2016/3/18-20
2016/3/18-20
日本医工学治療学会 第32回学術大会
日本医工学治療学会第32回学術大会(山梨県甲府市)の開催にあたり,ご挨拶申し上げます.
現在の科学技術、工学の進歩は医療の領域にも大きな影響を与えています。中でも医工学は今日の日常診療に深く根ざしており,医工学の知識と技術によって治療概念を根本から変化させてしまうほどに威力を発揮しています。本学会はこの医工学について特に治療手段として用いられているものにつき、その知識技術の相互啓発を目的に設立され、研究会時代を含めると25年間以上に渡り、日本における医工学治療の学術的、実践的両側面の発展に貢献をしてまいりました。この歴史ある学会の学術集会を開催する重責に身が引き締まる思いです。
今回学術集会のテーマを「次なる頂へ」とし,甲府で開催される本学術集会での討論が、医工学のそれぞれの分野における現状と次なる目標,到達点を示す道標になればと考えております.今回、循環領域および代謝領域の2本柱となる分野から,現状と先端的取り組みが明らかになるようなプログラムを多数企画いたしました.また昨今、医工学においても高い安全性,確実性が要求されていることを反映し、ヒヤリハット事例も広く募集しました。本学術集会が現場に還元するところの大きなものになればと考えております。
我々山梨大学救急集中治療医学講座は10年前に私が本学に赴任し新体制となってから、特定機能指定病院として主に救急集中治療領域における医療を担って参りました。ご存知の通り同領域は医工学の進歩に支えられている所が大きく、我々には医工学治療の進歩を諮る役割があると考えております。 私は歴史あるこの学術集会を開催することで日本の医工学治療の発展に少しでも貢献したいと考えています。ご支援ご指導の程よろしくお願いいたします。甲府の地で皆様の御参加を心からお待ち申しております。
大会事務局
山梨大学医学部 救急集中治療医学講座
〒409-3898 山梨県中央市下河東1110
Mail: jste32@yamanashi.ac.jp
TEL:055-273-9812
FAX:055-273-6716